男子フィギュアスケートのジェイソン・ブラウン選手(アメリカ)が、2017-2018年シーズンのプログラムにミュージカルの楽曲を使用されています。SP(ショートプログラム)が『ハミルトン』の “The Room Where It Happens” 、そしてEX(エキシビジョン)が『ディア・エヴァン・ハンセン』の “Waving Through The Window” です!
『ハミルトン』と『ディア・エヴァン・ハンセン』はアメリカ演劇界最高峰といわれるトニー賞作品賞をそれぞれ2016年と2017年に受賞したミュージカル。『ハミルトン』の作詞・作曲はリン=マニュエル・ミランダ、『ディア・エヴァン・ハンセン』の作詞・作曲は『ラ・ラ・ランド』の楽曲も手掛けたパセック&ポールです。
アメリカ建国史をラップで綴る『ハミルトン』の中から “The Room Where It Happens” に乗ってフィギュアスケート。フィギュアスケートといえばクラシックというイメージがありますが、メチャクチャ踊れるジェイソン選手はヒップホップ音楽にもちゃんとハマっている!試合であることを忘れて見入ってしまうようなプログラムです。
こちらが舞台版。0:52あたりから流れているのがジェイソン選手が使っている “The Room Where It Happens” という曲です。 “The Room Where It Happens” を歌っているのは、ハミルトンと敵対するアーロン・バー役を演じたレスリー・オドム・ジュニア。レスリー・オドム・ジュニアはこの役でトニー賞主演男優賞を受賞しました(2016年)。
『ディア・エヴァン・ハンセン』の “Waving Through The Window” もバックミュージック化することなく繊細に表現されていて、ちゃんとはじける開脚ジャンプと独創的なスピンが印象的。シャツを着ているのは、劇中のエヴァン・ハンセンを意識しているためです。
こちらが舞台版。この動画のエヴァン・ハンセン役はベン・プラット。ベン・プラットもこの役でトニー賞主演男優賞を受賞しました(2017年)。
ジェイソン・ブラウン選手のTwitterにも素敵な動画が!!
❤✨ It’s Friday!! Hope everyone has a great Labor Day weekend! @HamiltonMusical ✨❤ pic.twitter.com/UtJWc6Jpkx
— Jason Brown (@jasonbskates) 2017年9月1日
“Today is going 2 be a good day & here’s why: Bc today, at least ur u & that’s enough…” & don’t u ever forget that! @DearEvanHansen 👕✨💙 pic.twitter.com/I3aRmrELQT
— Jason Brown (@jasonbskates) 2017年11月3日
ジェイソン・ブラウン選手の感性、とても素敵ですね。ショートとエキシビジョンに最新のミュージカルの曲を持ってきているので、きっとミュージカルがお好きなのかな。嬉しいです。