『ディア・エヴァン・ハンセン』(Dear Evan Hansen)が2018年のグラミー賞最優秀ミュージカル・シアター・アルバム賞を受賞しました。
恐らく一般人からはあまり注目されていないであろう最優秀ミュージカル・シアター・アルバム賞。2018年のグラミー賞最優秀ミュージカル・シアター・アルバム賞にノミネートされていたのは以下の3つのアルバムでした。
『カム・フロム・アウェイ』 Come From Away
『ディア・エヴァン・ハンセン』 Dear Evan Hansen ★受賞
『ハロー・ドーリー!』 Hello, Dolly!
ちなみに、2017年のトニー賞で楽曲賞にノミネートされていたのは以下の4作。
『カム・フロム・アウェイ』 Come From Away
『ディア・エヴァン・ハンセン』 Dear Evan Hansen ★受賞
『恋はデジャ・ブ』 Groundhog Day
『ナターシャ、ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812』 Natasha, Pierre & The Great Comet of 1812
グラミー賞最優秀ミュージカル・シアター・アルバム賞はとりあえずヒット作・人気作に行くことが多いので、誰もが想像できた結果ではありますが、私も『ディア・エヴァン・ハンセン』の楽曲は大好きなので嬉しいです。実際、ビルボードのキャストアルバム部門チャートでも『ハミルトン』に次ぐ2位を長いことキープしています。(ビルボードの “Cast Album” チャートについてはこちらで触れました。)
発表は公演の最中だったようで、カーテンコールにてレイチェル・ベイ・ジョーンズより観客にも伝えられたそうです。レイチェル・ベイさんはハイディ・ハンセン役(エヴァンの母親役)で2018年1月現在もブロードウェイ公演にご出演中。本作でトニー賞助演女優賞を受賞された方です。
Witness the moment our cast discovers that they’ve been honored with the 2018 #GRAMMYs for Best Musical Theater Album. @RecordingAcad pic.twitter.com/OHyfNvWKtB
— Dear Evan Hansen (@DearEvanHansen) 2018年1月29日
2017年11月に一足早く公演を抜けたエヴァン役オリジナルキャストのベン・プラットは、授賞式会場で『ウェストサイド物語』の「サムウェア」を披露。ベン・プラットはトニー賞主演男優賞に続いてグラミー賞も獲得。現在24歳。1シーズン前はシンシア・エリヴォがトニー賞主演女優賞→グラミー賞を受賞し、若い才能の活躍が2年続きました。今年のブロードウェイはどうかな。
グラミー授賞式ではミュージカル界からもう1人、大スターのパティ・ルポーンが『エビータ』の「アルゼンチンよ、泣かないで」を歌われました。こちらはもう圧巻の一言。