ブロードウェイで『アラジン』を観てみたいけれど『アラジン』のチケットは安くならない・・。そんな風に思っている人はいませんか?もしそれで諦めている人がいるなら勿体ない!!ブロードウェイの『アラジン』は、シーズンや公演日によっては、格安でチケットを入手できる場合があります。
ブロードウェイのチケットは様々なルートで購入できます。『アラジン』は開幕してから長らくTKTSでの取り扱いがありませんでしたが、2018年9月頃からTKTSでも日によっては取り扱われるようになりました。しかし、割引率がイマイチ(30〜40%)だったり、売れ行きが良い日は取り扱い自体がないこともあったりして、まだまだあまり頼れる選択肢とはいえないのが現状です。
※TKTSとはタイムズスクエアの中心にある割引チケットブースです。詳しくは割引チケット入手法 —TKTS編—をご覧ください。
『アラジン』のチケットを探すなら必ずチェックすべき場所、それは『アラジン』の公式チケット販売代行業者であるTicketmasterです。『アラジン』のチケットはTKTSのような誰もが “割引” と認識できる場所で値下げされる以外に、『アラジン』の公式チケット販売代行業者であるTicketmaster内でも値動きしています。
ブロードウェイで上演されているディズニーミュージカルのチケットの価格は、まさに需要と供給によって決まります。日本のミュージカルチケットは、平日も土日祝日も関係なく1年中同じ価格で販売されている場合がほとんどですが、ブロードウェイでは同じ席でも売れ行きや買うタイミングによって値段が変わるのが当たり前です。動員が見込める観光シーズンなどには高価な座席エリアを広げたり、売れ行きがよければチケットの価格を上げたりします。逆に、例年の傾向から集客に苦労するとわかっている時期には価格が抑えられたり、空席が多数あれば開演直前まで価格が下がり続けることもあります。閑散期には最前列やセンターブロックの中〜後方あたりが99.95ドルくらいまで下がることもあります。
ざっくりと言うとブロードウェイ『アラジン』のチケット価格変動には以下のような特徴があります。
注意:必ずこの通りになるとは限りません。購入のタイミングはご自身の責任で判断してください。
- 低価格で良席が手に入りやすいのは1月(年始を除く)と2月。次いで9月、10月。逆に値下げされにくいのは7月、8月。
- 低価格で良席が手に入りやすいのは火〜木曜日の公演。
こちらのサイトから早速価格と残席状況を確認してみましょう。その際には必ず複数日を比較しましょう。なお、TicketmasterにはBest Pricesというリストがあり、安めの価格で買える公演回がわかります。1公演ずつ確かめるのは面倒くさい!という人は、まずはこのリストに入っている公演回から探してみるのがおすすめです。
ちなみに、ブロードウェイ『アラジン』の最安席は3階のバルコニーですが、とにかく高さがあって舞台から遠くなってしまうので、「見えればよい」という人以外にはオススメできません。
注意しなければならないのは、席が売れるタイミングと値下げのタイミングは紙一重ということ。「売れるのが先か、値下がるのが先か」をめぐって売る側と買う側の駆け引きがあり、待ちすぎると売れてしまいます。ハイシーズンなどは、待っていても残席がどんどん減ってしまうだけで、選択肢が減っていってしまうような場合もありますので注意してください。「いいな」と思う座席が納得の値段で出てきたら、その時点で購入することをおすすめします。なお、相場は予想どおりに動くとは限りませんので、「何が何でもアラジンを良い席で観たい!」「売り切れてしまったら困る!!」という人は、早めに押さえるようにしましょう。
結論を言うと、「座席表を見ながらチケットを買いたい!」という人にはかなりオススメできる買い方だと思います。私自身も最近のブロードウェイのディズニー系ミュージカルはTicketmasterで買うことがほとんどです。
こちらの記事で書いたように、ブロードウェイのチケットには様々な種類と買い方があります。
例えば、現地に着いてから劇場のチケットボックスで購入すれば手数料がかからないというメリットがありますが、渡航してから買うのでは思うような席が手に入らないこともあります。また、パソコンの画面を自分で操作できるわけではないため、窓口の人に英語で希望を伝えて好条件の残席を聞き出さなければなりません。
TKTSは割引率が変動したり、そもそも取り扱いの有無が前日や当日にならないとわからないという問題があり、さらに直前まで売れ残った席の中から主催者が割引で売ってもよいと判断した座席が販売されるので、よい席とは限らないという問題があります。私の経験上では、『アラジン』レベルの人気の作品だと、素晴らしい席が回ってくることは少なく、1階席の後方やサイド席などの「割引に相応しい席」になることが多いです。
TodayTix※という割引チケット購入アプリ/サイトでも、閑散期だとオーケストラ席(1階席)のサイドブロックが100ドルくらいで売られているのを見かけることもありますが、TodayTixも座席の詳細を確認して買うことができません。TKTSと違って「オーケストラ席後方のサイドブロック」や「バルコニー」などの大雑把な情報は与えられるのですが、極端な話、壁の横や最後列になってしまう可能性もあります。さらに、座席が選べないにもかかわらず手数料が高い安くないのも難点です。
※TodayTixについては割引チケット入手法 —TodayTix編—をご覧ください。
他にも、日本の旅行会社やチケット手配を代行してくれる日本語サイトを通して買う方法がありますが、これらの多くはオーケストラ(1階席)、メザニン(2階席)のようなさらに大雑把な座席情報しか与えられません。「英語はどうしても無理!!」という人以外には勿体ないように思います。
Ticketmasterは座席番号レベルで選択して購入することが可能です。前後の日程の空席状況を比較しながら納得の価格と座席を決めることができることは、Ticketmasterでチケットを買う最大のメリットです。
割引ルートがあまり期待できない『アラジン』だからこそ、Ticketmasterでタイミングを見計らってお得な席を探しましょう!