ブロードウェイの『マチルダ・ザ・ミュージカル』(Matilda the Musical)が1月1日に千秋楽を迎えました。2013年4月11日のオープンから4年弱のロングランでした。
トニー賞、逃してしまいましたが、獲ってもよかった作品の1つだと個人的には思います。 “Naughty”、 “When I Grow Up”、”Quiet”などなど、よい曲もたくさんありました。マチルダ役はどの子も見てみたくなるくらいみんな違ってみんな上手。インタビューなどを聞いていても、みんな目をキラキラさせて答えるんですよね・・。演技派、歌唱派、生意気系、コメディ系・・。オーディションのコールバックは10回くらいあったそうで、役に合う子がちゃんと選ばれていました。1年弱で卒業させて次の子たちにチャンスを与えるという方針でしたが、初代マチルダの1人が何かのインタビューで「もうすぐ出演が終わりだね?どんな気持ち?」と聞かれたとき、「寂しいけど、次の4幸運な4人がチャンスをもらえるから嬉しい」と言っていて、ちょっと感動しました。
千秋楽のマチルダ役を務めたのはウィロー・マッカーシー。通常のカーテンコールの後に、役替わりのマチルダやスウィングキャストが出てきて、最後にエグゼクティブ・プロデューサーのデニス・ウッドから挨拶がありました。客席には過去の出演者含め、大勢の関係者が来ていたようです。プロダクション(Greenleaf Productions)の公式Youtubeに千秋楽の模様がアップされていますが、挨拶の中の「子どもキャストにも大人キャストにもお礼を言いたい」という一節で、プロデューサーが子どもキャストと大人キャストを “both young and not so young” と表現したのがツボでした。
I’d like to say thank you to all the companies that have worked on the show, both young and not so young.
公演自体は終わってしまいましたが、1月6日と2月3日、4日、16日、17日には、マチルダ役のキャストが再結集するイベントが行われるようです。スケジュールの都合で全日程に出演しないマチルダもいるようですが、ブロードウェイのマチルダは全部で19人います。可愛くてにぎやかなイベントになりそうですね!