ウエストエンドの2018年ローレンス・オリヴィエ賞でミュージカル『ハミルトン』が10部門13ノミネートを獲得しました。昨年、プレイの『ハリー・ポッターと呪いの子』が11ノミネートで史上最多と話題になったばかりでしたが、あっさりと記録は塗り替えられました。
『ハミルトン』がノミネートされたのは新作ミュージカル作品賞、演出賞、主演男優賞×2、助演男優賞×3、助演女優賞、Outstanding Achievement in Music賞、振付賞、照明デザイン賞、音響デザイン賞、衣装デザイン賞。逃したのは装置デザイン賞ですね。あと主演女優賞。イライザ役は主演女優と助演女優どちらでの選考だったのだろうか・・・??
アクティング部門でノミネートされたのはJamael Westman(ハミルトン役)、Giles Terera(アーロン・バー役)、Michael Jibson(キング・ジョージ役)、Jason Pennycooke(ラファイエット/トーマス・ジェファーソン役)、そしてCleve September(ジョン・ローレンス/フィリップ役)、Rachel John(アンジェリカ役)の6名。ソロナンバーのないジョン・ローレンス/フィリップ役からのノミネートが少々意外でしたが、つまりはすごくよかったんだろうな・・・と想像します。
『ハミルトン』に次ぐノミネートを得たミュージカルは、リバイバルの『フォーリーズ』で10ノミネート。続いてウエストエンド発の『Everybody’s Talking About Jamie』とボブ・ディランの楽曲を使用した『北国の少女』がそれぞれ5ノミネートを獲得しました。今のところブロードウェイ上演計画は聞いていません。
2019年に劇団四季が上演を予定している『パリのアメリカ人』は、新作ミュージカル作品賞、振付賞、装置デザイン賞の3ノミネートでした。
プレイの最多ノミネートは『ザ・フェリーマン』の8ノミネート。ブロードウェイで今シーズンに上演されている『エンジェルス・イン・アメリカ』は6ノミネートです。
授賞式は4月8日(日)ロンドン時間。楽しみに待ちたいと思います。