契約満期が近づいているブロードウェイの『アラジン』(Aladdin)プリンシパルキャストたち。アラジン役のアダム・ジェイコブスに続いて、ジーニー役のジェームズ・モンロー・アイグルハートもアグラバーを旅立つことが発表されました。しかも、行き先はリチャード・ロジャース劇場。なんと、『ハミルトン』(Hamilton)のトーマス・ジェファーソンを演じます!早速、ブロードウェイ中で話題に。
本人のTwitterでの報告がトーマス・ジェファーソンが歌う “What’d I Miss?” になっていて面白いです。
I heard some news went out today!
What’d I Miss? @HamiltonMusical #AndIfYouDontKnowNowYouKnow pic.twitter.com/XPczLJvYVp— james m. iglehart (@jamesmiglehart) 2017年1月17日
『アラジン』を去ってしまうのか〜という残念な気持ちもありますが、これ以上は贅沢すぎますよね・・。だって、あのハードなジーニー役を3年も務めたなんて信じられますか?しかも、とーっても楽しそうに。
昨日の発表をきっかけに、『アラジン』関連の彼の動画をいくつか観ながら、彼のジーニーの本質について考えたところ、彼のジーニーは頑張っている感じがまったくしないことに気付きました。そして、そのエフォートレスさこそが魅力だったのだと確信しました。ジーニーって、頑張ってやる役ではないと思うのです。底抜けに明るくて、パワフルで、8分間の「フレンド・ライク・ミー」というビッグナンバーを軽々こなす人でないといけない
Broadway.comのポール・ウォントレックからインタビューを受けたとき、彼はこんな風に言っていました。
I’m in a hit show and I’m doing what I love to do, and I get to be crazy and silly eight shows a week and people are liking it and that’s all.
自分は大ヒット作の中にいて、好きなことをして、週に8公演もふざけたりばかげたことをしたりできる。それをみんなが気に入ってくれている。それだけのこと。
Show People with Paul Wontorek Interview: “Aladdin”‘s James Monroe Iglehart on Glitter Hugs & More, Broadway.com, April 21, 2014
とても冷静・・。「週に8公演なんて大変だ」なんて絶対に言わないのです。彼が『アラジン』そしてジーニーという役について語るときは、いつだってジーニーを演じることが嬉しくて楽して仕方がないという気持ちがあふれていました。
ジェームズ・モンロー・アイグルハートの『アラジン』の最終出演日は2月19日の予定で、『ハミルトン』に入るのは4月中旬のようです。お見逃しなく。なお、新しいジーニー役は、現在サルタン、ジーニー、バブカック役のスタンバイを務めているメジャー・アッタウェイに決定したようです。
Congratulations to my brother @MajorAttaway! Trust me he will be amazing @aladdin! https://t.co/7zUmjBVo2w
— james m. iglehart (@jamesmiglehart) 2017年1月17日
各所で発表がありましたが、ジェームズ・モンロー・アイグルハートも祝福の言葉とともにTwitterで新ジーニーを紹介しています。