3月17日、『恋はデジャ・ブ』のブロードウェイ公演が開幕しました。主演のアンディ・カール(Andy Karl)が怪我を押して出演しました。
アンディ・カールが怪我をしたのは初日を目前に控えたプレビュー公演中の3月14日夜公演中のこと。一時舞台が中断されましたが、最終的にはアンディ・カールが杖をつきながら再び登場し、その公演を終えました。翌日の昼公演はキャンセルされ、夜公演はアンダースタディのアンドリュー・コールが代わりに出演。アンディ・カールが開幕初日に出演できるかは、当日の朝までわからない状況でした。
もちろんご本人の体がいちばん大事。でも、ブロードウェイにおいて開幕初日の舞台に立つことには特別な意味があります。「オリジナルキャスト」といえば普通は開幕初日に出演したキャストを指しますし、トニー賞の選考対象になるには開幕初日に出演することが必須条件でもあります。特にアンディ・カールの場合は、つい先日ウェストエンドのオリヴィエ賞で主演男優賞を受賞しており、トニー賞の主演男優賞のノミネートも有力視されているからこそ、皆、複雑な思いだったと思います。
There Will Be Sun! Andy Karl to Return to Groundhog Day for Opening Night… https://t.co/B6Q7QUKWYu
— Andy Karl (@Andy_Karl) 2017年4月17日
プロデューサーの交代、プレビュー初日のターンテーブル問題、そして今回の件・・。開幕までに本当にいろいろなことがありましたが、オリヴィエ賞受賞後くらいから集客率に改善の兆しも見え始めています。劇評はどんな判断を下すのか・・?!
なお、こちらの記事によると、アンディ・カールは怪我のため今週の出演回数を減らすようです。アンディ・カール目当てで観に行く人は、今後もしばらくは本人や公式サイトで出演予定を確認したほうがよいかも。