日本ではしない出待ち。でも、ブロードウェイでは時間が許せばキャストのみなさんに会いに行っています。ステージドア(楽屋口)で見かけて印象に残ったやりとりやエピソードを記録。
(キャストアルバムにサインをお願いした人がいたときに)
I love signing the cast album.
(周囲の人にもCDのジャケットを見せて)
See, this is what I am most proud of. This is the best!
by マイケル・パーク
(こんなに重くて感情的な公演をどうやって毎日こなしているのかと聞いた人に対して、少し考えて)
Pretend you don’t have to do that again, and do that again.
by ジェニファー・ローラ・トンプソン
ステージドアのキャストの平均年齢は本編よりも若干高め。母親役のレイチェル・ベイ・ジョーンズさんとジェニファー・ローラ・トンプソンさん、そして父親役のマイケル・パークさんの出現率が高いそう。私が観劇した日はゾーイ役のローラ・ドレイフュスさんも出てきてくれました。あと、開演前に劇場内で演出のマイケル・グライフさんをお見かけしてテンションアップ!
ちなみにレイチェル・ベイさんはほぼ毎日出てきてくれるようです。彼女はインタビューで「人によってはこの作品に強く心を打たれる。この作品のステージドアにはサインや写真を超えるものがある。思いを分かち合いたい。」と言ってました。ちゃんと一人一人の目を見てプレイビルを返してくれる人でした。
ジェニファー・ローラさんは10年以上前からとても応援している方。 “Pretend you don’t have to do that again, and do that again.” (次はない振りをするの。で、それをもう1回やる)かぁ・・。目の前で笑いながらさらっとおっしゃったけど、すごいなぁ。
(楽屋口から出てきて、待っていたファンを見た瞬間)
OMG! You guys are so sweet! Thank you so much for waiting!
by ジェン・コレッラ
和やかに語り合える雰囲気のステージドア。私が観劇した日は、ガンダーの子どもたちとのトークセッションが開催されていたので、キャストが出てくるまでにかなり時間がかかりましたが、それでも待った甲斐があって、お疲れのところほぼ全員が出てきてくださいました。「今日はガンダーの子どもたちが来ていたからすごく盛り上がったんだよ。最高の気分だった」とガンダーやトークセッションのことを嬉しそうに話してくれるキャストたち。ギャラリーにはガンダーの子どもたちや家族も加わってますます盛り上がり、キャストも含め皆いつまでも帰らない・・。(笑)ずっと待っていてくれたセキュリティーガードさんに心から感謝。
私が観たのは昼・夜の2公演ある日の昼公演後でしたが、アンディ・カールさんとバレット・ドスさんが2人とも出てきてくれて、丁寧に時間を掛けて回ってくれました!!マチネ後は出てこない人が多いと思っていたので、主演と相手役が揃って出てきてくれてビックリ。しかもアンディ・カールさん、後から出てきたキャストたちがとっくの昔にサインを終えて帰っていったというのに、いつまでもファンとお喋り。怪我しているにも関わらず誰よりも長い時間いてくれました。
(柵が邪魔で写真が上手く撮れなかった人に)
Why don’t I do that for you?
by ラミン・カリムルー
(子どもに対して)
Did you like the show?
(2ショットをお願いした人に対して)
I do not mind at all!
(プレイビルのどこにサインしようか一瞬考えて、後から回っていた子役の子を見て)
I’m gonna sign here, so she can have a lot of space. She writes big!!!
by メアリー・ベス・ペイル
ラミンさんはセルフィーのシャッターを押してあげていました。そして、大ベテランのメアリー・ベス・ペイルさんの対応に感動。子どもとも大人とも一人一人ちゃんと話をしながら進んで行かれるので、周囲の人が話しているのを聞いているだけでも楽しい。本当に素敵な方でした。
2016〜2017年シーズンのブロードウェイ感想はこちらへ。